「t.A.T.u.は自分達自身で自分達自身に従っている」(2)
<2006年2月05日>

 引き続き「ネオン」誌インタビュー後半部分です。

「(2月4日より続き)
リェーナ、ユーリャは時々髪の色と長さを変えてますが、あなたは根本的には変わってません。変化が恐いのですか?
リェーナ: いいえ、見てみて、今日は髪をまっすぐにしたし、少し短く切りました! 私の髪は何もできない髪なのです。私はもちろん散髪はできるでしょう。でもその時は、髪を整えるために毎朝二時間早く起きないといけません。ユーリャはそれをするのが好きです。彼女は毎朝眠って疲れをとってから、まずは髪と顔を整え、服を選びます。でも、私が髪を整えないといけないからということで私が早く起きるでしょうか?! 決して!
ユーリャ: これは本当です。彼女は起きて、裾を直して、ジーンズ、ジョギングシューズを履いて、それから前へ! 私達は対照的な二人です。

クリップ《Friend or Foe》ではあなたたちは二人ともすこやかに見えます! ユーリャがピアノを弾く素敵なシーンもありますね! ユーリャ、あなた自身があれをやったのですか?
ユーリャ: はい。私は普通の音楽学校を卒業しています。私が4歳の時、私はママに近寄って《いますぐピアノが必要なの》と言いました。ママは音楽学校で教師をしている近所の人のところに私を連れていきました。好きな作品はベートーベンの《月光》です。
リェーナ: 私には好きな作品の名前を挙げるのは難しいです... 私は試験の時にメンデルスゾーンの《ヴェネツィアの舟歌》を弾いたのを覚えています。

ユーリャ、19歳で出産を決めるのは辛くありませんでしたか?
ユーリャ: 私は19歳の時赤ちゃんを生む準備ができていなかったのが分かっていました。けれども中絶するのは恐ろしかったです。私は、もし神が私にこのようなママになるチャンスを与えてくれたのなら、どうして自分の赤ちゃんを殺さないといけないのかと思いました。私は成功のために生きてきました。そして赤ちゃんと一緒に家に座ってないといけなくなるのを思い浮かべるのはまだ私には辛かったです。私はとても感情的な人間で、私には未来にたくさんの計画があります! 私はリェーナのところに行って彼女に言いました:《私妊娠した... 中絶するつもりはないの。ごめん、こんなことになって!》。この時私達はちょうどヴァーニャ・シャポヴァロフとの契約を破棄しようとしていました。自由になるにはもう一年かかり、それから私は出産しました。

それでは今あなたの娘さんはどこにいるのですか?
-娘はモスクワのベビーシッターと警備付きの特別の部屋にいます。私は娘を毎日訪ねに行っています。時々娘と一緒に夜を過ごし、時々両親のところに行きます。出産の後、私は娘のところに三ヶ月しかいれなくて、その後はアメリカに半年飛んでいました。思い浮かべてください、戻ってくると、私にはもう成長した赤ちゃんがいるんです! 娘はもう座って、這い回っています。何という幸せでしょう! 私は今日起きると、娘は廊下に立っていて、私に手を伸ばして私に《マーマ》と言います... 人生で何も必要ないような、そんな感じです。私は調子の悪い時、疲れていらいらした時、いつも自分の娘のところに行きます。私は娘を正直な見開いた目で見ます、娘は悪、裏切りが何なのかをまだ知りません。そして私はすぐに気分転換できます。

子供は全部で何人欲しいですか?
-五人! みんながそれぞれ幸せな大きな家族が欲しいです。私はもちろん、私の健康が私に何人の子供を許してくれるかを知りませんが、三人以上は本当に欲しいです。年寄りになった時に一人じゃないのって素晴らしいです。

例えばマドンナは今、たくさんの露骨なビデオと挑発的な発言のために自分の娘に対してとても恥ずかしく思っています。このような後悔が将来あなたをおどすと思っていますか?
-いいえ。人生に何が起きようとも、私は決してこのことを私の娘に隠したりしないでしょう。これは現実、これは人生です。娘には私から全てを知り、正しく理解してほしいです。

あなたたちは2月14日にどう対処しますか?
ユーリャ: 私はこの《プリャーム・ワーウ》(訳注:素敵な彼氏を褒める言葉?)の祭日には応じません! 学校でみんなの日記を受け取るのが面白かったんです。今年は私は友達みんなと聖ヴァレンティヌスの日をお祝いします。(訳注:聖ヴァレンティヌスが正教会では重視されてない(?)こともあり、ロシアではバレンタインデーは日本と同様に西側から入ってきた風習で、普通は「恋人たちの日」(ジェーニ・ヴリュブリョーンヌィフ)と呼ばれており、日本と同様(?)にお祭り騒ぎだが宗教色の薄い(商業色の濃い?)日となっている。ユーリャが敢えて「聖ヴァレンティヌスの日」(ジェーニ・スヴャータヴァ・ヴァレンチーナ)と呼んでいるのは、本来の宗教的な日として祝おうという意味?)
リェーナ: 私達はいつも家で箱を持ってきてお互いに日記を読みあってます。今年も全て同じようだと思います。

多くの歌手が映画業界に没頭しています... あなたたちは映画に出てほしいと言われていますか? 映画で自己を発揮するという展望をどう見ていますか?
リェーナ: はい、申し出はたくさんあります... でも私は思い出すことができさえしません。特別なものは何もありません。私は、もしシナリオが私に感動の嵐を呼び起こしたなら、映画に映るかもしれません。今私にとってもっと重要なのは音楽です!
ユーリャ: アーティストが自己を、映画も含むいろいろな世界で発揮する時というのは、素晴らしいものです。でもそれは心がこもってなければなりません。例えばセルゲイ・ラザレフは劇場で演技をしましたが、それは心のこもったものでした。でも、私が《ナチノイ・ダゾール》(訳注:「夜警」。ロシアのヒット映画。2006年4月日本公開予定。邦題「ナイト・ウォッチ」)を見た時、私には何人かのスターが、もう自分にどう注意を払ったらいいのか分からないからそこで演技をしているように思えました。これは私についてではありません。私が一体どんな映画に映りたいのかは分かりません。多分、自分で撮りたいんです! 来年は監督の勉強をしに行きたいです。私の頭には既にいくつかの映画のアイデアがあります。

あなたたちは世界の半分を訪問しています。どの国の男性たちに一番魅了されましたか?
ユーリャ: あらゆる所に美しい男性たちがいます。私はロシアの男性たちが一番美しいと言うことはできません。でもロシアの少女たちについては、本当に一番美しいです。彼女らはファッショナブルで、大切にされていて...
リェーナ: 私は毎日私のボーイフレンドに魅了されてます...

リェーナ、自分の彼氏について話してくれますか?
リェーナ: 彼は法律家で、24歳です! 私と彼はもう半年も一緒です。

インターネットでは、あなたがもうすぐ結婚するという記事が現れてます!
リェーナ: ああ、予告してくれてありがとう... 私の愛しい人に言わないと。彼は私に結婚を申し出ていますが、私はまだ急いでません。全てのものには自分の時間があります。

あなたたちは、男の子にはならないでしょう、女の子にはならないでしょう、でもリスさんになるでしょうというタイプの歌(訳注:「ビェーラチカ(リスさん)」のこと)を持っています。自分自身では自分をどんな動物に結びつけていますか?
ユーリャ: 私は小さなアライグマさん。
リェーナ: そんな問題は一度も起こったことがありません...
ユーリャ: リェーナはリスさんに似てます、だって彼女についての歌だから。

《スター病》とは何ですか?
リェーナ: 馬鹿げたこと!
ユーリャ: 分かりません、汚染されてないか...

ショウ・ビジネスに友情はないと言われています。あなたたちは同意しますか?
ユーリャ: はい、私にはショウ・ビジネス界には誰もいません。私は誰とも一緒に座って心から話をすることができません。挨拶に挨拶、そして作り笑い - それで全てです。私は、多くの人が私を妬むのを見ています。彼らは思っています。《どうしてこのつまらない連中がこんなに有名になっているのに、自分のことは誰も認めないんだ!》 私にはこれはうんざりすることです。重要なのは、ファンに愛されることです。私はセルゲイ・ラザレフとヴラッド・トパロフ(訳注:セルゲイ・ラザレフと共に「ニェポシェードィ」時代からのユーリャ&リェーナの親友。セルゲイが脱退するまで「Smash!!」でセルゲイとデュオ活動をしていた)だけです。彼らは自分達の友達と呼ぶことができます。」


by t.A.T.u.@ロシア語 - ヤトヴァヤ